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京都 庭園めぐり 完結編

 今年の梅雨はすっごく降るか、すっごく晴れるかのどっちかの気がします~

 今更ですが、京都の庭園めぐりが途中のままでした。
そのままでは中途半端なのでざーっとおさらい。

 2日目は、定番中の定番コース、修学旅行の時にはずした「いつか大人になったら行ける場所」。

まずは金閣寺
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青い空と裏山をバックにちょうどいいバランスで納まっている金閣寺。
修学旅行の中学生であふれてましたよ~
バスガイドさんに案内されている団体の学校。
グループに分かれて、地元のボランティアさんのガイドやタクシーの運転手さんに案内されている生徒。彼らの後を歩いていけば、説明も一緒に聞こえて見逃しがありません。
うちの子たちもタクシーで回ってました。運転手さんにこんなふうにお世話になったんですね~

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ぐるっと回って、裏からのぞく金閣寺。
夕佳(せっか)亭といわれる茶室では、床柱の南天は、普通、柱に使うほど太くはならないが、ここでは太い南天が使われ、珍しいと言う説明を聞き、お抹茶を頂いて、次の目的地、龍安寺へ


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入り口の蓮池と青空に映えるあおもみじ


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とにかく、この時期京都はあおもみじが真っ盛り。
この日、全国的に夏日で、京都もぐんぐん気温が上昇。


そして、枯山水庭園の石庭へ
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作者も作庭年代も不明のこの庭は15個の石が配置されています。
その石はどこから見ても、15個全部見えない配置になっています。
ただ、1箇所、全部見える位置もあるのですが、そこは立って見るので、本来は庭は座って見る事からすると、例外と言えるようです。
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あおもみじの花も咲いていました。

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次は銀閣寺へ
バスは修学旅行生でいっぱいなので、嵐電で移動。
入り口の枯山水ではほうきで模様を作っていました。
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おなじみの円錐型の砂山がある銀閣寺の庭園
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山をぐるっと登っていくと
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ここも苔でおおわれている
森の中
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山から見える銀閣寺と町並み。
こんな景色が見えるよう、木の配置や剪定を考えていると思うと心憎いばかりです。
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苔と水路
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あおもみじからのぞく銀閣寺
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銀閣寺を後にして、そこから「哲学の道」へ
京都と言ったら思いつく場所のひとつ。名前からしてどんな素敵な道なのかとあこがれみたいなものがありました。疎水沿いの木漏れ日の道は、桜や紅葉で彩られるようですが、この日は35℃にまでになり、ひたすら目的地まで歩く事になりました。

南禅寺を目指して歩くと、水路閣が見えてきました。
ここは明治初期、大河ドラマの「八重の桜」の新島八重の兄、山本覚馬も関わって、幕末の伏見の戦いで焼けた京都の再建の為、琵琶湖から引いてきた水路です。
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熱心に写真を撮ってる人がいますね~



その水路閣の先が南禅寺と思って入ったのは、実は塔頭(たっちゅう)(中心のお寺の檀家のようなもの)の南禅院でした。室町時代と明治時代が混在して、歴史の長い京都ならではです。
そこも夢想礎石の回廊庭園がありました。
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正面は森を借景にした均整の取れた池の庭園。
そこから、池沿いに裏に回ってみると
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いい感じにあおもみじの枝が池にかかり、そこから見える景色が正面とはまた違った趣。
夢想礎石はこんなふうに遊び心があった人のようです。
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最後は同じ塔頭の金地院で、小堀遠州の鶴亀の庭を見てこの日は終わり。
写真は電池切れでありません。

 翌日、旅の終わりは宇治に足を伸ばして、世界遺産 平等院鳳凰堂へ
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十円玉の裏の通り。
3月までの修復工事が終わり、公開したばかり。
阿弥陀堂は国宝で、時間ごとに入場制限しての見学です。
写真撮影は禁止なのでこの概観だけ。

 ようやく「大人になったら」を叶えた京都の旅は終わり。
でも、まだまだ見所はたくさん。京都は何度行っても見応えのある街なんですね。
もっとよく京都を知りたくなりました。
Commented by なみちゃん at 2014-06-24 22:29 x
日本庭園ていうのはすごいね~
若い頃は何がいいのかわからなかったけど
この歳になると引き算の美学にも憧れるな~
今は、自分の庭に枯山水を作ろうとは思わないけど…
八重の桜、ずっと見てたから水路閣見て
なんだかうれしくなっちゃった
でも、新島八重も山本覚馬も明治の人ってすごいよね
コケはきれいだけど湿度も高いってことだから
暑い日は体にはこたえるね
Commented by toraneko-nyao at 2014-06-25 13:21
>なみちゃんへ
京都はとにかく、見損なっていた有名所には行かなくちゃというだけだったから、自分でもこんなに日本庭園の良さがわかるようになったんだ~とちょっと意外。これって、最近、ガーデンめぐりをしてきたからかとも思います。
日本庭園は遠くの景色も借景にして考えて、とくに京都は景観を維持するのに電信柱も地下ケーブルにして、守っているから、後世に伝える庭だよね。
吉谷さんが、星の王子様ミュージアムで植栽するとき背丈の高いものは後ろとは限らず、通路際に植えて遠くの景色が間からみえるように植えると話してて、日本庭園と通じてる所もあるなと感じました。
引き算の美学、あれもこれも植えたい私にわかる日が来るのだろうか~
明治の人達はエネルギッシュだよね、特に、山本家に関わる人たちは近代明治を作りあげた歴史上の人物ばかりなんだね。
Commented by サイタサイタ at 2014-07-02 10:25 x
とらねこさん、こんにちは〜♪先日はirie+マルシェまでわざわざ足を運んで頂き、本当にありがとうございました。小雨が降る中というのに遠くまで、、、本当に嬉しくて危うく涙が出そうになりましたぁ〜(^^)。が、ぎりぎり鼻水までで止まり、なんとかセーフでした(笑)。
京都のレポートの続きですが、これまた数年前に家族で出かけた所とかぶり、懐かしく感じました。竜安寺もいいですが、南禅寺が強く思い出に残ってます。家族全員で行く旅行は、もうあまりないのかな〜と寂しい思いも・・・。でも、とらねこさんやなみさんなど、お花に詳しい人たちと一緒に京都のお庭を見てまわったら、また今までとは違う視点で楽しめるかも♪いつかご一緒できたらな〜と思います(^^)
そうそう、山梨行けることになりました〜よろしくお願いします。
Commented by toraneko-nyao at 2014-07-02 13:58
>サイタサイタさんへ
 時間も中途半端になって、行くの迷ったけど、そんなに喜んでもらえて行った甲斐がありました。それに、そんな遠くはないんですよ。横浜は行動圏内ですから~
 我が家も来年は社会人。今でもバイトだ、遊びだとか、なんやかんやと外食でさえ合わせるのが一苦労。家族旅行も出来るとしたら今年が最後なのかな~ う~、ホントなんか寂しい・・・
 その分、こうやってガーデンめぐりが出来る仲間ができて嬉しくもあります。
 研修旅行、こちらこそよろしくお願いします。楽しみましょうね♪
by toraneko-nyao | 2014-06-24 21:51 | おでかけ | Trackback | Comments(4)